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ベッカム氏にファンが殺到 ネット上で話題

2013年06月22日

【新唐人2013年06月22日付ニュース】6月20日午後、イギリスのサッカースター・デビッド・ベッカムさんがサッカーの交流活動参加のため、中国上海市の同済大学を訪問しました。ベッカムさんがグランドに入るとき、興奮した千人あまりのファンが警備員を押し倒すなどで、現場は混乱に陥りました。複数人が負傷し、活動は取り消しとなりました。このことは中国のネットで熱い議論を呼んでいます。

 

21日の中国メディアの報道によると、今回の事故で少なくとも7人が負傷。ネット上では熱い議論を呼び、数十万人がコメントを残しています。

 

多くのネットユーザーは、中国人の素質が低すぎて、スターの追っかけに理性を失っていると批判。一方、スターを崇拝する若者の心がわかるとし、素質や価値観で批判すべきではないと、理解を示すコメントもありました。

 

中国の詩人・文化評論家 葉匡政さん

「今の時代のスターは全世界のスターです。学生は海外のスターや世界的な有名人に対して、さらに崇拝します。中国のスターにはそれほど関心がありません。距離があるからこの種の崇拝が生まれるでしょう」

 

あるネットユーザーはブログで疑問を投げかけます。“一サッカースターに対し、あれほど熱狂的になる必要があるのか。しかも、事件が発生したのは大学校内。大学生にもなって秩序を守るという事がわからないのか。もしイギリス国民もこのレベルだったら、イギリスでは毎日この種の事故が起きるはずだ”

 

上海の弁護士 李天天さん

「このことからこの大学の各種サ―ビスの不備が伺えます。若者のこの種の情熱に対し、予想や予防措置および場所の準備などに不備があります」

 

18日、南京市ではベッカムさんを迎えるため、10歳前後の小学生を大勢動員して、炎天下で3時間も座らせました。あるネットユーザーは、“ベッカムが中国を訪れる度に、数々の醜態が浮き彫りになっている”と嘲ります。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/21/atext918310.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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